インドへの船便
インドへ引っ越すにあたり、最小限にしてみたけどやはりキャリーケース2つだけでは当然足りず。船便で送ることにしました。
教科書やら生活用品やら、ユニ●ロのヒートテックやら。
合計3箱×16Kg。
郵便局から船便で送ります。
送り状は郵便局のカウンターに置いてあるので、事前にもらっておきます。
めんどくさいのが、この送り状。3箱全部に貼らないといけません。
また、内容物の金額を書かなければなりませんが、これはできるだけ安く書きましょう。2,000円くらいまでがいいです。10,000円を越えると売り物と見なされ税金がかかることもあるそうです。
地域にもよりますが、集荷にきてくれることもあるそうで私の場合は集荷にきてもらいました。
だいたい20,000円前後(高っっっ!)。
7月3日に奈良県から依頼し、期間はおよそ1〜3ヶ月です。
インドに着き仕事をはじめ、待ちます。
待ちます。
待ちます。
届いたのは8月30日。およそ2ヶ月。
でも着いたのは、一箱だけ。
3個口で送っているのに。
他の2箱どこいった。
先輩在住者に聞いたところ、一度に全部届かないのはあるあるだとか。
在住者コミュニティーで聞いた関税(?)については請求されなかったのでよしとしましょう。
しかし、半分くらい開いています。
まるで関係ないところがテープでぐるぐる巻き。
中身見えるくらい開いてた。
中身は見事にひっくり返っていました。
ぐちゃぐちゃ。
たぶん、なくなっているものは無い(はず)なので無事に着いたことをよろこぶことにしました。
印・独立記念日。
8月15日はインド全土の祝日。
独立記念日とRaksha Bandhan(ラクシャ・バンダン。別名ラーキー)というお祭り。
独立記念日はインドがイギリスから独立した日。
今日は首相が再選を果たして初めての独立記念日なので、モディ首相が高らかに演説していたようです。
独立記念日は、インドの国旗の旗や風船をを飾ったりしてお祝いします。
ラクシャバンダンは兄弟姉妹の絆を祝うお祭り。
女の子は男兄弟にお守りのチャームをあげます。男の子は女兄弟にギフトをあげて、守ることを誓います。
インドではラクシャバンダンが近くなると、このチャームがたくさん売られています。とても可愛いのが多いですが、アニメキャラクターがついた???なものもたくさん。
そんな独立記念日は、お店というお店が休みです。
デリバリーが日本の比ではないくらい発達しているインド。zomatoやswiggyと言った巨大デリバリーシステムもこの日はお休み。また飲酒を大罪とするヒンドゥー教の影響で、8月15日はドライデー(禁酒)、ですからお酒が売っていません(涙)。
私がすんでいる街は外国人が多く、ショッピングモールがたくさんあります。
暇なのでいつも買い物をする御用達のモールへ行ってみると、subwayやstarbacksのような外資飲食店はやっていました。地元チェーンのケバブ屋さんとか。あとなぜかケータイアクセサリーショップ。
一番やっていてほしいスーパーマーケットはお休みです。
たしかに今日はリキシャも少ないし、近くの大通りも空いています。
祝日祭日は全力で休むと聞いていたインドですが、ここ都会は少し、変わってきたようです。
ソラチカというカード。
ANAやJALのマイル、一般的にはフライト分のマイルをためたり提携しているお店でクレジットで支払ったりして貯めます。
ですが、飛行機乗らないからそんなもんじゃ溜まらない。ということで陸マイラーになる決意をしました。
なんどもインドいきたいから。
まず必要なのはソラチカカードです。
これは東京メトロのカード。メトロポイントというのが溜まります。このメトロポイントがANAのマイルにチェンジするのです。
ポイントサイトで貯めたポイントをソラチカカードを経由することによってかなり高いレートでマイルにします。
実際はポイントサイトから直でマイルに変換できるのですが、レートが段違い。
例:ポイントタウンの場合
7,000ポイント→100マイルになります。
ソラチカを経由(ラインポイント→メトロポイント→マイル)
7,000ポイント→218マイル
2019.2現在
ですから絶対必要です。
陸マイラーの先輩に教示を受け、ソラチカカードをオンラインで申し込みました。
すると、翌日JCBからメールが。
「審査の結果ご入会いただくことができません」
はい?落ちたってこと?
その直後に陸マイラーの先輩からメールが。
「キャッシングはゼロで申し込んでください。キャッシング枠があると借り入れ目的でカード作ると思われて審査落ちることがあるので」
おせーよ。
キャシング1枠10万で申し込んだわ、そんで落ちたわ。
審査落ちしたことを伝えるとさらに驚愕の事実が。
半年間は信用機関に記録が残るのでどのカード会社でもカードを作ることができない。
私みたいな自営業からすると、もう社会から弾かれたような感覚になるわけです。
とてもショックでしたが、スマホのリマインダーを半年後にセットししばらくは大人しくしていることに。その間にあまり使っていないクレジットを解約、メインで使っているカードのキャッシング枠をゼロにしました(このメインのカード、国内・国外それぞれで10万のキャッシング枠がありました)。
半年後、満を辞して申し込み。陸マイラーの先輩を捕まえて電話で中継しながら申し込みました。
判定は数日で出るとのこと。
・・・・・・・・・・・・・1週間たっても審査結果のメールがきません。オンラインで判定状況をみてもずっと「判定中」。
不安です。
ネットサーフィンで「ソラチカ 審査 期間」など調べると、自営業は審査に時間がかかるとのこと。問い合わせデスクに電話したい衝動を抑えてじっと待ちます。
・・・・・・・・・・・・・いやもう3週間たちますけど。問い合わせしたいけど、ここで「けっ!自営業のやつがカードまだかとか言ってやがる!めんどくせえから落としちまえ!」なんてことになったら事です。じっと待ちます。
そして申し込みから丁度ひと月。「ご入会ありがとうございます」とのメールが。
(申込からまるまるひと月)
平成も終わろうとしているカード即日審査この時代に、判定ひと月というめったにない体験。
いずれにしても10日後、カードが届きました。
性とか名とか。チケットの名前間違えた場合。
2018年年末、インドへ行きました。
チケットは毎日スカイスキャナーを凝視し、「このタイミングだ!」と10月中頃に購入。
中国東方航空の上海トランジットのチケット¥68,000余。
エクスペディアで購入しました。こういう予約サイトって、クレジット決済のタイミングで「値段が変更されました」とか言って金額が増えることがあるので、予約の時はかなり焦っていました。ですが無事に購入。あとは当日を待つばかりです。
・
そしてフライト当日。早朝まだ日が昇る前に家を出て関空に8時に到着。
フライトは10時なので余裕です。
そして中国東方航空のチェックインカウンターへ。
なぜか自動チェックインマシンがエラーになったので、カウンターへ。
「あー。名前と苗字が逆に予約されてますね。少々お待ちください」
え?ダメなの?
という心境でしたが、驚愕の事実。
パスポートと名前が一致しないと搭乗できない。(セキュリティ上当然ですがね)
すぐに上司っぽいお姉さんがきて、予約サイトに連絡しろとのこと。
慌てふためいてエクスペディアに連絡すると「フライトまで時間がないので変更はできない。いますぐキャンセルして新たにチケットを買うのがいい」とのこと。
はい?
キャンセル料がとりあえずかかって、しかも今から買うとチケットは10万を超える見込み。
名前の変更ができないと聞いたJALのお姉さんはこう言いました。
「次回から気をつけてください、ということで上海までは責任をもってお送りします。ですが、上海で搭乗拒否に合う可能性はあります。日本人なので50%〜70%は大丈夫だと思いますけどね。それにデリーから帰国するときに搭乗拒否になる可能性もあります。ここからはお客様のご判断と空港での交渉になります。まあ日本人なので大丈夫と思いますが、いかがなさいますか?」
信じられないほどのパニックです。
高速でネットサーフィン「飛行機/チケット/名前/間違い」などのキーワードで検索すると
「乗れるわけがない。空港職員にそれを見逃すバカはいない」と書いてあったり「うまいことトランジット乗り切りました!」と書いてあったり。
そして見つけたのはエクスペディアはこの問題が多発しているということ。
頭は混乱の極み。母に電話するとキャンセルを進められました。
が、そこで少し冷静になり考えました。私も営業の仕事を長くしていたので、「まず大丈夫だけど断言はできないよね」というとき、かなり持って回った言い方をしたものです。JALのお姉さんの言い方はそういったものでした。
だから、乗る!と決めたのです。
カウンターに言って「乗ります!」というとお姉さんにっこり。あとはスムーズなもんでした。誓約書のサインをして通常の搭乗手続き。
勢いで乗ったはいいけど、上海までの2時間あまりのフライトは行きた心地がしませんでした。
まったく味を知覚できなかった機内食。
そして上海浦東空港でチェックイン。
「わたしは社会の規範からはみ出ることなく生きている善良な日本人です」という顔をしてパスポートを渡しました。
カウンター職員が舌打ちをしてどこかに電話を。
「終わった」
と思った瞬間、パスポートとチケットを投げ渡されました。
そして「もうシートがないから、なんとか席ね」的なことを言われて終了。
関空ではあれほど大げさに騒がれたのに、上海では舌打ち一回。
しかもなぜかシートはプレミアムエコノミーでした。
・
エクスペディアに帰りの便の指名変更ができるか聞いたら、往復セットの予約なので不可とのこと。
二度とつかいません、エクスペディア。
無事にインドに行けたし目的も果たせたので、帰りはどうでもいいと思いつつ帰国の便のチエックイン。
カウンターのインド人スタッフ(イケメン)に恐る恐るパスポートを渡すと、笑顔で「have a good journey」と一言。
重ねてあの関空の大騒ぎはなんだったのかと思いつつ、空港レストランでビールを煽り帰国のとにつきました。
デリー空港で煽ったビール
*後日談として*
トランジットの場合、「ここまで乗せたよね、おたくの飛行機がさ」ってことで押し切れるという理屈。
外国人にとっては苗字と名前なんてどっちがどっちかわかんないという事情。
この間違いをきっかけとして起こりうる脅威は特にないということ。
から、大方の場合日本人なら乗せてくれるでしょうという結論です。
浦東国際空港という空港
2018年の年末、中国東方航空の便で上海経由のトランジットでインドへ行きました。
このトランジットで降り立った上海浦東空港(PVG)という空港。
とんでもない空港でした。
(飛行機から降りたらバスで移動です)
この空港、トランジットの際一度入国しなければならないのです。入国するということは出国手続きもしなければならないのです。
通常トランジットは2時間と言われていますが、2時間ではちょっとあぶないと思います。行きのトランジットは2時間20分ありましたが、最終的に搭乗口まで走るはめになりました。
今回、関空→上海は中国東方航空とJALの共同コード(?)で、関空では上海までのチケットしかもらえませんでした。しかも一度荷物も受け取らなければならないとのこと。「え?そんなん間に合うの?」
とりあえず入国して荷物を受け取りましたがどこにいっていいのかさっぱりわからず。
中国東方航空のちんまりしたカウンターがあったので並んでいたら(かなり横柄な)スタッフが乗ってきたチケットを見て中国語で何かをまくしたてました。
「英語で言えや」
困っているとインド人らしき人が何人かいたので声をかけました。上海→デリーまでは同じ便だったので、みなで協力しあうことに。
しかもそのうちのひと家族が日本人の奥さんとインド人の旦那様。旦那さんは日本語が堪能で「なんと神様!」と心の中で叫びました。
あるスッタフはこっちに並べというし、あるスタッフはどこかを指差すし。
結局そのインド人の旦那さんがスタッフをつかまえてちゃんと説明しろと問いただしたところ、一度国際線出口から出て3階の国際線出発口に向かいそこの中国東方航空のカウンターで再度チェックインし出国手続きをする、とのこと。
説明なかったら絶対わかんない。
インド人一行に混じって出発ロビーへ。そこで再度チェックイン→出国手続きです。
出国手続きなので当然セキュリティーチエックもあります。
そんなことより、この空港、全然スタッフがいないのです。長蛇の列を作っているのに空いているカウンターは2つ。そして何をしているかわからないスタッフが立って誘導しています。「君たちいらないから、カウンター増やしてよ。」
そし搭乗口でインド人の旦那さんがまっててくれて私を見つけると「はやーく!」と叫びます。それを見てスタッフも「ラーストーっ!」。
てギリギリの時間に搭乗。
◆
帰りのトランジットは4時間半ほど時間があったし、2便とも中国東方航空の便だったのでデリーで上海→関空までのチケットをもらいました。荷物も大阪で受け取るとのこと。朝の五時くらいだったし、きっと人もすくないだろう、と思っていました。
が、早朝の着便が多いらしく入国カウンターは100人以上の行列。もちろん空いているカウンターは2つです。私は余裕があったのでのんびり並んでいましたが、白人男性が「こんなに並んでるのにカウンター2つかい!」的な感じで職員に喰ってかかってました。
やっぱり日本のホスピタリティってすごい。
インドビザ。大阪の大使館。
インドへ行くにはビザが要ります。
なしで行くと入国できません。というか出国できません。
観光で行くビザのとり方は3種類あります。
・大使館に申請する(郵送可)
・オンラインで申請する
・直接空港で申請する通称アライバルビザ。
2018年末のインド行きは迷いましたが大使館申請にしました。
正直一番書式がめんどくさいのですが、大阪行く用事もあるし春に行くかもしれないので期間が一番長いのを選びました。
ビザオンライバルもいいのですが、空港のカウンターに誰もいないとか泊まるホテルのスタッフが「haaaa?」みたいな反応されるときもあるので(インドでは外国人が宿泊するときはパスポートとビザの提示が義務付けられています)。
なんども唸りながら大使館HPの申請フォーマットから書式を作成。
入力の仕方はこちらのHPがわかりやすかったです。
この申請フォーマットですがいろいろなHPにいろいろなことが書かれていて、毎度混乱します。
最後の写真アップロードは2018年には必ずいれなければならない、と書いているHPがありましたが特にいらない模様。
また宿泊場所の予約が確認できるものを提出するよう言われた、書いてあるHPがありましたが特に言われませんでした。
いざ申請!と大使館の窓口へ。
すっかり失念していましたし、大使館HPには明記されていませんでしたが申請受付時間は月〜金 午前10時から午前11時30分まで、です。
(わたしが大使館についたのは11時25分でした)
安心して申請書類を出したのもつかの間。
1人の女性がカウンターに呼ばれました。申請手数料は1,550円。カウンターの横に小さく張り紙で「お釣りの無いようにご用意ください」と書かれてあり、どうやらその女性はちょうどのお金を持っていないようでした。
すると、窓口のきれいなお姉さん(印)が気だるそうに出てできて張り紙を指差し、
「これ、読める?」と一言。
こわい。
おろおろした女性は「どこで両替できますか???」と聞くと、おねえさんがまた一言。
「そと」
女性はすっとんで行きました。こわいですよ、ここの人。
申請カウンターにはわかりづらくこう書かれています。
「有効な身分証明書とE-ticktのコピーを出して下さい」
・・・この書き方だとコピーはチケット控えのみなのか、身分証と両方なのか、判断しかねます。
すっとぼけて出してみようか、でもさっきすごいこわかったし、どうしようと逡巡している間に呼ばれました。
びくびくしながら免許証現物とチケット控えを渡したら先のおねえさんに「身分証、コピーがいるんですよ。あとこの申請書のサイン、パスポートと同じやつにしてください。」と気だるそうに言われました。
「はい!すぐコピーしてきます!」と私もすっとんで行きました。
幸い大使館が入っているビルの1階はプリントサービスのお店があったのですぐさまコピー。嬉しことにここで小銭がくずせてちょうどの金額も作ることができました。
いろんなHPでは職業などの書き間違いで申請却下になるとありましたが、以前にも申請しているからか、大したこともなく受理されました。
三日後以降に取りに来るように言われ無事申請終了。
申請書類はともかく必要書類はその時で変わるらしく、事前に電話で確認するのがよいでしょう。
そしてお釣りは無いように持って行くこと。愛想とかないですから。
国際郵便
インドの友人ジャーミーくん(仮)に書類を送る用事ができました。
送り方を調べた結果、追跡も出来るし料金も一番安い国際郵便・EMSで送ることに。
送り状は郵便局に置いてあるのをもらいます。送り状は2種類あって封筒用と小包用。料金は一律重さで決まります。今回は1450円。
何回か書き直して奈良の中央郵便局へ。
地元の郵便局でもよかったんですけど、その辺のパートのおばちゃんが対応するのは心もとないので奈良の本局にいきました。
カウンターに出すと「どちらの国ですか?」と聞かれたので答えると、「取り扱いのない場合もありますので…………」と結構困った顔をされました。
実際配達してくれるかはインドに行かないとわからないとのこと。
「日本人が住んでる街なんです」と言うと「実績があれば大丈夫です」だとか。局員さんの対応に一抹の不安を感じつつ料金を払い控えをもらいました。
心配になったので郵便局ホームページを確認すると、インドは一部地域のみ取り扱い、となっていて郵便番号で調べると対象地域から外れているという事実。でもおそらく配達実績はある。ということで毎日祈ることに。
当のジャーミーくん(仮)はとんでもなくせっかちなので毎日追跡番号を調べろと連絡してきます。
郵便局に出した翌日、追跡番号から無事発送されインドに向かったことがわかりました。
その二日後、インドついて税関に。
インドに着いたことを知らせるとジャーミーくん(仮)は大喜びでした。
が、ここからが問題です。追跡番号を毎日何度も確認するのですがデリーから全く動く様子がありません。追跡反映に時間がかかるのだろうとけど心配です。
大喜びから一転、ジャーミーくん(仮)は大騒ぎです。やれ郵便局東京本局に問い合わせろだの、やれ追跡番号が間違ってるだの。
届かないと困る書類だったので、1日に何度も確認をしましたが、追跡結果は変わらず。
不安とインド人の大騒ぎに飲み込まれる事数日。発送からちょうど1週間後、ジャーミーくん(仮)のところに書類が届きました。
まあ、ご本人様は大テンションで。ついたEMSの写真を送ってくれました。
しわくちゃ。
そして、きになる追跡サービスですが数日たっても反映されず、未だデリーにあることになっていました。もうなんのための追跡なんだか。
そして発送から3ヶ月後、「追跡有効期間内にお届けが確認できませんでした」とのメールが日本郵便から届きました笑